眼瞼下垂

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは?

上まぶたが下がってきて上がらない状態のことを言います。

まぶたは、上眼瞼挙筋(まぶたを上げ下げする役割)やミュラー筋(まぶたの開き具合を調節する補助的な役割)と呼ばれる筋肉が、瞼板(まぶたの芯となる構造)を引っ張り上げることで開きます。
筋肉と瞼板は、腱膜で繋がっているため、加齢などによって腱膜が弛んでくると筋肉の力が瞼板に効果的に伝わらず、まぶたが上がりにくくなってしまいます。

皮膚のたるみや筋肉の衰えも、加齢性眼瞼下垂症の原因になってしまいます。

物が見えにくくなり、眠そうな印象を与えてしまうだけでなく、額(おでこ)の筋肉(前頭筋)を利用してまぶたを上げようとしてしまうため、眉毛の位置が高くなり、額(おでこ)のしわが目立つようになったり、頭痛、肩こりの原因になってしまう場合があります。

皮膚のたるみや筋肉の衰えも、加齢性眼瞼下垂症の原因になってしまいます。

もへじのクリニックの特徴

  • より確実で効果的な方法を採用しています。

    詳しくは、下部のそれぞれの術式よりご確認ください。

    眼瞼下垂手術が保険適用

    詳しくは、下部の保険適用、医療費控除よりご確認ください。

    大手美容外科で、15,000例を超える二重埋没法を担当、指導医もしてきた院長による施術
    大手美容外科で、15,000例を超える二重埋没法を担当、指導医もしてきた院長による施術

    弁形成、冠動脈バイパス手術、大動脈緊急手術を専門とする心臓外科医として1000例を超える症例を執刀した心臓血管外科専門医。
    また、心臓の血管も扱ってきたその繊細かつ卓越した技術は、美容外科でも治療は勿論、多くの後進指導に生かされました。
    痛みを極力なくしつつ施術をスピーディーに行うことで負担軽減を心掛けています。

眼瞼下垂はこのような人におすすめです。

  • 目が重い
  • 二重の幅が広くなった
  • 二重の幅が広くなった
  • 目つきが悪いと言われる
  • パソコン・スマートフォンなど、長時間に渡って眼を酷使している
  • 眠そうだと言われる
  • 額(おでこ)のしわが目立つ
  • ハードコンタクトレンズを使用(している・していた)
  • 肩こり、頭痛が酷い

眼瞼下垂の保険適用・医療費控除について

  • 眼瞼下垂の埋没法

    保険適用外となり自費診療となります。

    眼瞼下垂の治療で保険が適用されるのは、「皮膚を切開する手術のみ」となります。
    ※切らない手術、レーザーメス手術、修正手術の場合は自費診療になります。

    眼瞼下垂の手術が保険適用になるための条件

    ・まぶたが開けにくく、日常生活に支障があること
    ・まぶたが下がって視野が狭くなっていること
    ・治療が必要とされる疾患の治療であること
    ・美容目的ではないこと
    ・治療法が、国が認めた治療法と厚生労働省が認めた医薬品であること
    上記のように保険適用は、中等度~重度の眼瞼下垂で、視野に影響がある場合です。
    ※軽度の眼瞼下垂や美容目的の場合は、保険適用外となります。

    眼瞼下垂の保険適用基準

    上まぶたの縁と黒目の中央部の距離が3.0〜3.5mm以下になることが一つの目安です。
    また、開瞼時に瞳孔までまぶたが下がってきている場合も保険適応となります。

    医療費控除について

    加入されている保険診療の負担割合で、眼瞼下垂手術が受けることができます。
    ※眼瞼下垂症手術に必要な治療費や検査代もすべて、医療費控除の対象となります。

眼瞼下垂の治療法

  • 【切開式】眼瞼下垂手術

    上まぶた(上眼瞼)を切開し、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)と瞼板を繋いでいる組織(挙筋腱膜)を短縮・再固定することで目の開きを良くする手術です。 当院では、より効果の高い眼瞼下垂手術を行っています。 当院では、保険適用による眼瞼下垂治療が可能です。 保険適用:生活に支障をきたしている方 自費治療:美容目的など(黒目を大きく見せたい方やぱっちりと大きい目)をご希望の方 当院の治療方法 ・挙筋腱膜が瞼板と離れている場合  挙筋筋膜前転(+ミュラー筋タッキング) ・挙筋腱膜が伸びている場合  挙筋腱膜群のタッキング を行います。 ※再手術の場合は、それぞれの組織が瘢痕化していることが多く、より厳密な操作が必要となります。

  • 【切らない埋没式】眼瞼下垂手術

    糸を用いて目を開く筋肉を短縮し、目の開きを良くする手術です。 二重埋没法のひとつで、目元の開きを良くしパッチリと目を大きくみせる効果が期待できます。 切らない埋没式眼瞼下垂手術は、二重埋没法に似た手術ですが、しっかりと目が開くようにする必要があります。 切開による眼瞼下垂手術にはかなわないものの、なるべく綺麗に効果が長く保てる工夫をしています。 当院の治療方法 切開はせず結膜(まぶたの裏側)からプロ―チしタッキング(短縮)するため、小さな針穴のみなのでダウンタイムも少なく済みます。 多くのクリニックでは、結膜と裏面にくっついたミュラー筋のみのタッキングで行います。 当院では、結膜、ミュラー筋、挙筋腱膜のすべてをタッキング(短縮)することでできるだけ綺麗な状態を作り、持続力を高めています。 また、ヘリング現象(治療後反対側のまぶたが下がってしまう現象)を極力減らして丁寧に左右差を整えながら施術を行っています。 ※結び目は皮膚側に来るので術後は必ず二重になります。

眼瞼下垂の他院修正

眼瞼下垂の手術を他院で受けたが、納得した仕上がりではなかった方へ

「他院で眼瞼下垂手術を行い、思いどおりの結果にならなかった」という悩みを多くの方が抱えています。
当院では、修正手術も行っております。

眼瞼下垂だけに限らず、目元は顔の印象を大きく左右する部位です。
治療するだけなく、デザイン性に長けた繊細かつ丁寧な技術も必要です。
また、患者様のご希望を丁寧に汲み取って、納得のいくまで丁寧なカウンセリングを行うことが必要と考えます。

私が大事にしていること、それは「技術」「人情」「楽しさ」です。
当院スタッフ一同、心のこもったホスピタリティを提供し、私が美容外科医として真摯に腕をふるい、そこに患者様の笑顔という結果が伴ったときに初めて、本当の楽しさが生まれると思います。

「どのような状態なのか、どのような修正方法があるのか、保険適用で行えるか」などお気軽にご相談ください。
※当院は、眼瞼下垂症に対し「保険適用」で手術を行うことも可能です。

眼瞼下垂手術を受けられない人

妊娠中、授乳中、妊活中の方
眼瞼下垂の症状が重度である
上まぶたに脂肪やたるみが多く、糸が埋没しにくい
過去に埋没法で形成した二重の幅が広い
ケガや傷、湿疹、炎症などがある
重度の皮膚疾患やケロイド体質
ヘルペス感染症
出血性疾患
抗凝固剤内服中
局所麻酔アレルギー
※医師の診察時の判断により治療できない場合があります。

埋没法は、次のような場合にも不適と判断されることがあります。
まぶたが分厚い
アレルギーで頻繁に目をこする癖がある

【切開式】眼瞼下垂手術の麻酔・術後の流れ

  • 麻酔

    局所麻酔
    笑気麻酔(※ご希望の場合)
    ※静脈麻酔や鎮静はあまり用いません。
    最初の局所麻酔が効けばほとんど痛みを感じないことや、術中まぶたの開閉など状態を確認しながら幅を調整する施術を行うためです。

  • 術後の通院

    術後1週間前後で抜糸のためにご来院いただきます。
    その後の通院は基本的には必要ありませんが、気になる症状がある場合はいつでもご来院ください。

【切らない埋没式】眼瞼下垂手術の麻酔・術後の流れ

  • 麻酔

    局所麻酔
    笑気麻酔(※ご希望の場合)
    ※静脈麻酔や鎮静はあまり用いません。
    最初の局所麻酔が効けばほとんど痛みを感じないこと、まぶたの開閉や幅など状態を確認・調整しながら施術を行うためです。

  • 術後の通院

    基本的には必要ありませんが、気になる症状がある場合はいつでもご来院ください。

【切開式】眼瞼下垂手術のリスク・副作用

腫れや内出血
まぶたの開きすぎや開き不十分
二重まぶたの左右差
涙目や目やに
ドライアイ
視界がぼやける
目がゴロゴロする
血腫や感染のリスク
傷跡
眼瞼痙攣(目の周りの筋肉が痙攣を起こす)

【注意事項】

手術を受けた後でも再発する可能性があります。
再発の原因としては、コンタクトレンズの長期着用やアイメイク、まぶたを強く擦る、打撲などがあります。
加齢による骨格や皮膚、軟部組織の変化によっても再発することがあります。

【切らない埋没式】眼瞼下垂手術のリスク・副作用

腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み
アレルギー反応
感染症
消毒液による皮膚のかぶれ
結膜浮腫、異物感、ドライアイ、視力の変化、眼瞼痙攣
糸が緩んだり取れたりして元の状態に戻ってしまう
幅が広い二重ラインの形成は難しい場合がある
まぶたの状態によっては施術できない場合がある
稀に糸がまぶたから出てしまうケースがある
仕上がり次第では、修正が必要な場合がある

【注意事項】

埋没法は、医療用の針と糸を使って二重ラインを形成する施術です。
切開する必要がないため、腫れや痛みを極限まで抑え、傷跡が目立ちにくいという特徴があります。
埋没法は眼瞼下垂を悪化させる、もしくは治る直接的な原因にはなりません。
ただし、適切な施術がおこなわれていないと、眼瞼挙筋に負荷がかかり、眼瞼下垂が悪化してしまうおそれがあります。

眼瞼下垂のよくある質問

  • 眼瞼下垂の保険適用の基準を教えてください。

    額の筋肉(前頭筋)を使わずに目を開いた時に、上まぶた(上眼瞼)の皮膚が瞳孔にかぶさり、視野が狭くなっている方が適用となります。
    一方、眼瞼下垂はあるものの軽度で、上まぶたの皮膚が瞳孔までかぶさっていない場合、保険適用とならない場合もあります。

  • 眼瞼下垂は片目だけでも保険適用になりますか?

    眼瞼下垂の治療は片目だけでも、症状によっては保険適用の治療が可能です。

  • 眼瞼下垂を切らずに治すのは保険適用ですか?

    保険適用できる眼瞼下垂の治療法は皮膚を切る事が前提になっています。
    そのため切らない眼瞼下垂術(埋没法)による治療は保険適用ではなく、自費診療になります。

  • 眼瞼下垂の料金表